ホーム > 最新情報 > ATM通信の一覧 > 個人養老保険金の受領に関する通知
2025年9月30日
【公布単位】人力資源社会保障部など5部門
【文書番号】人社部発〔2025〕39号
【公 布 日】2025-07-13
【施 行 日】2025-09-01
【主要内容】
本通知により、2025年9月1日から、個人養老保険金の受領条件を新たに追加し、申請方法の詳細について明確に規定した。その主な内容は以下の通りである。
1.受領条件(下記いずれかの条件を満たすこと、青字は今回新たに追加された条件)
(1)基本養老保険金の受領年齢に達すること。
(2)労働能力が完全に喪失したこと。
(3)海外に定住すること。
(4)申請日以前の12ヶ月間において、申請者本人(または配偶者、未成年子女)に発生した基本医療保険に係る医療費及び医薬費支出について、医療保険払い戻し分控除後の自己負担累計金額が当省の前年度住民1一人当たりの可処分所得を超えること。
(5)申請日以前の2年間のうち、失業保険料の受給累計期間が12ヶ月以上に達すること。
(6)城郷最低生活保障金を受給していること。
2.受領方法(青字は今回新たに追加された方法)
受領条件に合致する参加者は、下記方法にて申請することができる。
(1)国家社会保険公共サービスプラットフォーム等の全国統一オンラインサービス
(2)個人養老保険金口座開設銀行
(3)基本養老保険関係所在地の社会保険弁理機構
*審査完了後、個人養老保険金口座の商業銀行は参加者が選定した方式に基づき、規
定により個人所得税を源泉徴収した後、その個人養老保険金を本人の社会保障カード
銀行口座に振り替える。
【通知全文については下記URLをご参照ください】
https://www.gov.cn/zhengce/zhengceku/202508/content_7037114.htm
【ご参考】
個人養老保険金制度とは、政府が政策支援し、個人が任意参加するもので、市場化運営された、養老保険の機能を補充するための制度である。中国国内で都市労働者基本養老保険または城郷住民基本養老保険に加入している労働者は、個人養老保険金制度に参加できる。個人養老保険金の納付上限は12,000元/年、月次、分割、または年度で納付することができる。
参加者は国家社会保険公共サービスプラットフォーム、電子社会保険カード、「掌上12333」アプリなどの全国統一オンラインサービスを通じて、または規定の商業銀行に個人養老保険金口座を開設できる。